第21回日本救急看護学会学術集会

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交流集会

[EM4] 採用される臨床看護研究の論文を書くためのTips

2019年10月5日(土) 10:40 〜 12:00 第5会場 (3F 中会議室302)

司会:清村 紀子(大分大学医学部)

主催:編集委員会

[EM4] 採用される臨床看護研究の論文を書くためのTips

佐々木 吉子 (東京医科歯科大学大学院)

頑張って取り組んだ研究や、効果を実証できた実践について、学会発表まではなんとかできたけれど、それらを論文にまとめて投稿することはなかなかハードルが高いと感じている方は多いと思います。そういう私自身も、書けないままで眠らせてしまった研究がいくつもあり、残念に思っているところがあります。
論文投稿にはいくつかの壁があると思います。執筆する時間がない、どうまとめてよいかわからない、査読が怖い、共著者を誰にするか、またその順番はどう決めればいいかなど、いろいろな心配や面倒な手続がつきまといます。昨今厳しくなった、研究倫理に関することも、どのように配慮を実行し、またどのようなことをやってはいけないのか、その判断が難しいこともあります。とくに実践報告の場合、最初から研究として取り組んでいたわけではないが、個人やチームの取り組みが功を奏してよい結果がもたらされたときなどに、倫理審査に諮っていなかったが、そのような場合にどうすればよいかわからず、公表をあきらめてしまった人もいるのではないでしょうか。
そこで、本交流集会では、論文投稿ビギナーの方を対象として、学会誌に採用される臨床看護研究の論文を書くためのTips(ちょっとしたコツやお作法)についてお話したいと思います。
研究成果やよい実践例の公表は、当事者だけでなく、それを見聞した読者によって臨床実践に取り込まれることで、意義が明示され、当該領域の看護の質向上に貢献します。論文になるかもしれないなというネタを温めている方、現在研究や実践に取り組んでいる方、学会に参加したら自分も研究をやりたくなった方など、是非、本交流集会にご参加ください。編集委員一同お待ちしております。