[PD2-3] 緊急度・重症度判定の力を活かす看護実践の場面とその現状
緊急度・重症度判断を行う場面は救急外来だけではなく、一般病棟、一般外来、検査室、手術室、在宅(訪問)など、時間や場所を問わずさまざまな臨床場面に存在する。その場に人が在る限り、急な症状の発症や増悪、そして急変は起こる可能性があり、看護師はその場に遭遇する確立も高い。また、患者の訴えや急な状態変化に対応するためには、基本的な病態の知識だけでなく、収集した情報からの問題の焦点化、冷静な判断と臨機応変な対応が必要とされる。
しかし、多くの臨床現場には、救急外来の看護師のように日々トリアージ実践を行っている看護師がいるわけではなく、その責任の重さや少ない経験から、緊急度や重症度判断を行う場面に遭遇する多くの看護師は、その判断に不安や苦手意識をもっている。また、緊急度・重症度を判定する能力は、救急外来に活用し、そこで勤務する看護師が備える力であると考えている人もいるのではないだろうか。
緊急度・重症度を判定する能力を身につけ、臨床現場でその力を発揮することは、患者の状態が悪化するリスクを減らし、目の前の患者に適切な治療やケアを迅速に提供することに繋がる。また、その能力は救急外来の看護師だけに活用される能力ではなく、看護実践に携わるすべての看護師が活用できる能力であることをトリアージ委員、実践者、管理者の立場から伝え、「緊急度・重症度判定の力」を実際に臨床現場で活用した場面や活用できると考える場面を提示し、日常のケアに活かすとは何かを考察する。
しかし、多くの臨床現場には、救急外来の看護師のように日々トリアージ実践を行っている看護師がいるわけではなく、その責任の重さや少ない経験から、緊急度や重症度判断を行う場面に遭遇する多くの看護師は、その判断に不安や苦手意識をもっている。また、緊急度・重症度を判定する能力は、救急外来に活用し、そこで勤務する看護師が備える力であると考えている人もいるのではないだろうか。
緊急度・重症度を判定する能力を身につけ、臨床現場でその力を発揮することは、患者の状態が悪化するリスクを減らし、目の前の患者に適切な治療やケアを迅速に提供することに繋がる。また、その能力は救急外来の看護師だけに活用される能力ではなく、看護実践に携わるすべての看護師が活用できる能力であることをトリアージ委員、実践者、管理者の立場から伝え、「緊急度・重症度判定の力」を実際に臨床現場で活用した場面や活用できると考える場面を提示し、日常のケアに活かすとは何かを考察する。