[SY1-1] 救急患者の生活を見据えた看護
昨今、救急・時間外診療における患者の特徴は、複数の疾病を抱え、不特定の訴えをもつ高齢者、独居生活者や家族構造の変化により犠牲となる子どもや高齢者の外傷などが挙げられる。加えて、受診に至るまでに時間を要し、来院時には既に病態が重篤化し、集中治療室での管理を必要とする患者も多い。
トリアージナースや初期対応にあたる救急看護師には、これまでのABCDEFアプローチのみならず、数秒で捉えるファーストインプレッションの段階から、患者の生活や社会的側面を捉え、価値観や本人意志等の情報を早期に得ながら、看護実践に繋げていくことが求められる。加えて、これらの情報を、近隣の在宅・医療・介護施設等と共有し、患者が疾病を抱えながら重篤化を予防したり、健康寿命を延ばす観点から生活が送れるよう、情報発信者としての役割を担っていく必要がある。さらに、専門医がおらず応援看護師等人員が限られる環境下で、患者の生活を見据えた看護を実践するには、病院にも地域のリソースを取り混んだり、フィールドを拡げたチーム作りとメンバー意識を高め、取り組んでいく必要がある。
トリアージナースや初期対応にあたる救急看護師には、これまでのABCDEFアプローチのみならず、数秒で捉えるファーストインプレッションの段階から、患者の生活や社会的側面を捉え、価値観や本人意志等の情報を早期に得ながら、看護実践に繋げていくことが求められる。加えて、これらの情報を、近隣の在宅・医療・介護施設等と共有し、患者が疾病を抱えながら重篤化を予防したり、健康寿命を延ばす観点から生活が送れるよう、情報発信者としての役割を担っていく必要がある。さらに、専門医がおらず応援看護師等人員が限られる環境下で、患者の生活を見据えた看護を実践するには、病院にも地域のリソースを取り混んだり、フィールドを拡げたチーム作りとメンバー意識を高め、取り組んでいく必要がある。