第21回日本救急看護学会学術集会

講演情報

シンポジウム

[SY8] 命の危険回避への取り組み―多様な立場からの急変前兆候対応への提案―

2019年10月5日(土) 14:40 〜 16:30 第5会場 (3F 中会議室302)

座長:瀬川 久江((元)独立行政法人 国立病院機構 呉医療センター), 渕本 雅昭(東邦大学医療センター大森病院)

[SY8-4] 急変前兆候対応への期待と提案~インストラクショナルデザイナーの立場から~

石井 恵利佳 (獨協医科大学埼玉医療センター)

インストラクショナルデザイン(Instructional Design, 教授設計学.以下,ID)とは,教育活動の効果と効率と魅力を高めるための手法を集大成したモデルや研究分野、またはそれらを応用して 学習支援環境を実現するプロセスのことを指す。IDの考えにそって教育を行うにあたり、そのプロセス中心的な概念にADDIEモデル(表1)がある。ADDIEとは、分析(Analyze)、設計(Design)、開発(Development)、実施(Implement)、評価(Evaluate)の頭文字をとったものであり、教育を企画・実践するにあたり、それを「効果的・効率的・魅力的」にするための具体的な方法・留意点を示す。
 今回のシンポジウムでは、ADDIEモデルを中心に、ブルームの学習課題3分類、ガニェの9教授事象、カークパトリックの4段階モデルなどもまじえ、多様な医療施設、多職種の医療者、一般市民を巻き込んだ重篤化予防、急変予防の取り組みについて、教育活動の側面から期待と課題を述べさせていただく。
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