[O12-07] 倫理カンファレンス後の情報共有に対する看護師の意識調査
キーワード:倫理カンファレンス、情報共有、意識調査
<はじめに>当院地域救命救急センター病棟(以下救命病棟する)には、様々な倫理的問題を抱える患者、家族が多く入室する。その患者、家族に対して、医師または看護師の提案でJonsen4分割表を使用し、倫理カンファレンスを実施している。しかし、Jonsen4分割表とカルテより得たカンファレンスの内容が分かりにくいとスタッフより聞かれており、倫理カンファレンス後にスタッフが共通認識のもとに、看護が展開できているのか疑問に感じている。
<目的>当院救命病棟看護師が倫理カンファレンス後、どのように情報共有しているのか現状を明らかにする。
<方法>量的研究とし、研究者、共同研究者を除く23名を対象に、独自に作成した選択・自記式のアンケート用紙を用い実施した。アンケートを通して得られた結果を単純統計し、分析を行った。
<倫理的配慮>所属部署の管理者の許可を得て実施した。アンケートへの協力は自由意志であり、アンケート用紙提出により同意を得たものとする。アンケートは無記名とし、個人は特定されないことを書面で説明した。アンケート調査に協力しなかったことで不利益を被ることはないこと、個人情報・プライバシーの保護について書面で説明した。研究データは5年間保存し、研究データは鍵のついた引き出しに保管する。保存期間終了後はシュレッダーで破棄を行い、他研究へ流用しない。
<結果>救命病棟経験年数1~2年目が61%を占めている。Jonsen4分割表が「理解できている」22%、「少しはわかるが詳しくはわからない」69%、「全くわからない」9%。倫理カンファレンスの内容を「毎回確認している」39%、「受け持ちだとしている」30%、「出来ている時と出来ていない時がある」30%。そのうち、救命病棟6年目以上は「毎回している」100%。救命病棟1-2年目は、「毎回している」14%。「一般病棟へ申し送りをしている」が91%、無回答9%。活用方法は、受け持ち時、家族対応時が多く、看護計画立案は少なかった。
<考察>8割がJonsen4分割表を理解できていなかったため、運用方法がわからず、情報共有するのが難しかったと考える。病棟経験年数で意識の違いが出てしまったが、ほとんどのスタッフが倫理カンファレンス実施後は内容を確認し、一般病棟へ申し送るようにしており、情報を共有しようとする意識は高いと考えられる。
<結論>Jonsen4分割表を理解できているスタッフが少なかった。救命病棟経験年数によって情報共有に対する意識の違いがあったが、情報を共有するという意識は高いことが分かった。
<目的>当院救命病棟看護師が倫理カンファレンス後、どのように情報共有しているのか現状を明らかにする。
<方法>量的研究とし、研究者、共同研究者を除く23名を対象に、独自に作成した選択・自記式のアンケート用紙を用い実施した。アンケートを通して得られた結果を単純統計し、分析を行った。
<倫理的配慮>所属部署の管理者の許可を得て実施した。アンケートへの協力は自由意志であり、アンケート用紙提出により同意を得たものとする。アンケートは無記名とし、個人は特定されないことを書面で説明した。アンケート調査に協力しなかったことで不利益を被ることはないこと、個人情報・プライバシーの保護について書面で説明した。研究データは5年間保存し、研究データは鍵のついた引き出しに保管する。保存期間終了後はシュレッダーで破棄を行い、他研究へ流用しない。
<結果>救命病棟経験年数1~2年目が61%を占めている。Jonsen4分割表が「理解できている」22%、「少しはわかるが詳しくはわからない」69%、「全くわからない」9%。倫理カンファレンスの内容を「毎回確認している」39%、「受け持ちだとしている」30%、「出来ている時と出来ていない時がある」30%。そのうち、救命病棟6年目以上は「毎回している」100%。救命病棟1-2年目は、「毎回している」14%。「一般病棟へ申し送りをしている」が91%、無回答9%。活用方法は、受け持ち時、家族対応時が多く、看護計画立案は少なかった。
<考察>8割がJonsen4分割表を理解できていなかったため、運用方法がわからず、情報共有するのが難しかったと考える。病棟経験年数で意識の違いが出てしまったが、ほとんどのスタッフが倫理カンファレンス実施後は内容を確認し、一般病棟へ申し送るようにしており、情報を共有しようとする意識は高いと考えられる。
<結論>Jonsen4分割表を理解できているスタッフが少なかった。救命病棟経験年数によって情報共有に対する意識の違いがあったが、情報を共有するという意識は高いことが分かった。