[SY3-02] 外国人看護師の看護実践の現状と課題に関する文献的考察
Keywords:外国人看護師、看護実践
わが国では、FTAおよびEPAをきっかけとして、外国人看護師の就労をより積極的に受け入れることが可能となった。しかし、日本において外国人看護師が看護業務を行うには、日本の看護師国家試験に合格することが必須であり、協定に基づいて来日している外国人看護師候補者は3回までの受験で看護師国家試験に合格することが原則となっている。
母国での看護師資格を持ち看護師として就労していた候補者が、日本の看護師資格を取得することに対する困難さについては、看護補助業務に従事しながら日本語の継続学習と看護の専門知識や技術を修得することを生活の中で両立させることの厳しさや、看護師国家試験の漢字が難しい等といった形で報道されることで目にする機会も少なくない。一方、実際に日本の看護師資格を持って日本で働く外国人看護師が、どのような看護を実践しているのか、どんなことに困難を感じ、何が課題となっているのか、ともに働く同僚の看護師たちは外国人看護師との協働をどうとらえているのか等、現場で何が起きているのかを知る機会はそれほど多くはない。そこで、わが国における外国人看護師の看護実践の現状と課題について文献検討を試みたことを紹介しつつ、未曽有の感染症で世界の価値観が目まぐるしく変化するこの時代に、わが国において外国人看護師とどう協働していくことができるのか、本シンポジウムを通して共に考えてみたい。
母国での看護師資格を持ち看護師として就労していた候補者が、日本の看護師資格を取得することに対する困難さについては、看護補助業務に従事しながら日本語の継続学習と看護の専門知識や技術を修得することを生活の中で両立させることの厳しさや、看護師国家試験の漢字が難しい等といった形で報道されることで目にする機会も少なくない。一方、実際に日本の看護師資格を持って日本で働く外国人看護師が、どのような看護を実践しているのか、どんなことに困難を感じ、何が課題となっているのか、ともに働く同僚の看護師たちは外国人看護師との協働をどうとらえているのか等、現場で何が起きているのかを知る機会はそれほど多くはない。そこで、わが国における外国人看護師の看護実践の現状と課題について文献検討を試みたことを紹介しつつ、未曽有の感染症で世界の価値観が目まぐるしく変化するこの時代に、わが国において外国人看護師とどう協働していくことができるのか、本シンポジウムを通して共に考えてみたい。