第23回日本救急看護学会学術集会

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第23回日本救急看護学会学術集会 [指定演題] » 交流集会

[1L303-03] [交流集会1] 外傷看護教育における将来構想

2021年10月22日(金) 16:20 〜 17:50 ライブ3

司会:小池 伸享(前橋赤十字病院)

16:20 〜 17:50

[1L303-03-01] 外傷看護教育における将来構想

外傷看護 委員会、小池 伸享1,10、○笠原 真弓2,10、○山中 雄一3,10、○苑田 裕樹4,10、冨岡  小百合7,10、和田 孝 5,10、後小路  隆9,10、小越  優子6,10、佐藤  憲明8,10 (1. 前橋赤十字病院、2. 浜松医療センター、3. 京都大学医学部附属病院、4. 日本赤十字九州国際看護大学、5. 大垣市民病院、6. 滋賀医科大学医学部附属病院、7. 大阪府立中河内救命救急センター、8. 日本医科大学付属病院、9. 小波瀬病院、10. 日本救急看護学会 外傷看護委員会)

キーワード:外傷看護、外傷看護教育、将来構想、JNTEC

外傷看護委員会は、外傷看護を幅広く普及し、PTD回避を目的としたJNTECプロバイダーコースを2007年より開始しました。半日を座学、2日目を「受け入れ準備」「気道・呼吸管理」「循環管理」「GCS・切迫するD」「移動・体位管理」「家族対応」の6つのブースで実技としていました。2011年には概論座学をeラーニング学習とし、対面1.5日すべてをスキルの習得を中心としたシミュレーション方法に変更しました。さらに2014年には外傷初期看護ガイドラインを改訂し、2015年より新たに「蘇生処置」と「チーム医療」を加えた8つのスキルブースに変更し、コースを運営しています。
 現在までにプロバイダーコース開催数は225回を超え、全国に外傷初期看護を実践する看護師を約7000人輩出してきました。しかし、昨今の新型コロナウィルス感染症の猛威により2020年2月より従来の対面コースを中止している状況が続いていましたが2021年4月よりオンライン会議ツールを用いたWEB版外傷初期看護セミナーを展開しております。また、外傷看護委員会は、前身であるJNTEC委員会から、JNTECプロバイダーコースを運営するだけではなく、外傷看護を探求する目的で現在の委員会に名称変更をしました。昨年にはコース受講後の外傷初期看護実践の変化を明らかにし、JNTECプロバイダーコースが救急医療現場での外傷初期看護実践にどのような成果をもたらしているのか検証し、今後の課題を検討することを目的とした調査を実施しました。
 今年度の交流集会では、集合型の対面実技コースの調査研究の結果を発表し、現在実施しているWEBセミナーの成果と課題、そして今後の外傷看護教育の将来構想をテーマとして皆様と情報共有し、外傷看護教育の今後を見据えたディスカッションを行いたいと考え企画しました。オンライン会議ツールでの交流集会となりますが是非とも、多くの皆様にご参加いただき、JNTECプロバイダーコース、そして外傷看護教育の今後を考える機会とさせていただきたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【司会】 
小池 伸享 前橋赤十字病院 

【演者】
調査研究 :笠原 真弓 浜松医療センター 
WEBセミナー:山中 雄一 京都大学医学部附属病院 
将来構想 :苑田 裕樹 日本赤十字九州国際看護大学 

【コメンテーター】
後小路 隆  小波瀬病院 
冨岡 小百合 大阪府立中河内救命救急センター 
和田 孝   大垣市民病院 
小越 優子  滋賀医科大学医学部附属病院

【担当理事】
佐藤 憲明 日本医科大学付属病院