9:00 AM - 10:30 AM
[EM3-01] コロナ禍におけるトリアージの課題とその対策
Keywords:トリアージ、緊急度判定、COVID19
COVID19とは、新型コロナウイルス感染症のことであり、COVID19の流行によって引き起こされた災害や危機的状況をコロナ禍と呼んでいる。COVID19は2019年12月に中華人民共和国の湖北省武漢市で報告され、短期間に全世界に広がった。日本では2021年8月の時点で変異株の置き換わりが進んでおり、新規陽性者数が急速に増加している。それに伴い入院治療を必要とする患者数、重症患者数も増加し、入院医療の確保病床の使用率は全ての都道府県でステージⅢからⅣとなっている。重症者病床の使用率についてもステージⅢからⅣとなっている都道府県もある。
救急外来においては、受診時の患者情報が限られているということから新型コロナウイルスの暴露の恐れがある。そのため、トリアージの際の標準予防策と各施設の構造を考慮して感染経路別予防策を行い、さらに、COVID19のスクリーニングを行った上で、多様な患者の緊急度を判定していることが推測される。また、自宅療養者が急速に増加している地域では、救急外来でCOVID19の病状が悪化した患者のトリアージと対応を行っている施設もある。そのため、COVID19を踏まえた緊急度判定に関する取り組みや、ピットフォールになりうる事例などを、各施設や連携する職種との間で経験していると思われる。
そこでトリアージ委員会では、COVID19の対策を踏まえた緊急度判定や、トリアージのピットフォールとその対策など、経験した事例や施設での取り組みを共有し、コロナ禍におけるトリアージの課題と対策を検討することを目的とした交流集会を企画した。この企画により、コロナ禍においても、適切なトリアージを実施するための示唆を得ることができるのではないかと考えている。
救急外来においては、受診時の患者情報が限られているということから新型コロナウイルスの暴露の恐れがある。そのため、トリアージの際の標準予防策と各施設の構造を考慮して感染経路別予防策を行い、さらに、COVID19のスクリーニングを行った上で、多様な患者の緊急度を判定していることが推測される。また、自宅療養者が急速に増加している地域では、救急外来でCOVID19の病状が悪化した患者のトリアージと対応を行っている施設もある。そのため、COVID19を踏まえた緊急度判定に関する取り組みや、ピットフォールになりうる事例などを、各施設や連携する職種との間で経験していると思われる。
そこでトリアージ委員会では、COVID19の対策を踏まえた緊急度判定や、トリアージのピットフォールとその対策など、経験した事例や施設での取り組みを共有し、コロナ禍におけるトリアージの課題と対策を検討することを目的とした交流集会を企画した。この企画により、コロナ禍においても、適切なトリアージを実施するための示唆を得ることができるのではないかと考えている。