第23回日本救急看護学会学術集会

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交流集会

第23回日本救急看護学会学術集会 [指定演題] » 交流集会

[EM6] [交流集会6] 新たなファーストエイドシナリオを学ぶ 〜2020院外イベント対応特別バージョン〜

Sat. Oct 23, 2021 2:40 PM - 3:40 PM ライブ2

司会:清水 克彦(株式会社T-ICU) ファシリテーター:三上 剛人(吉田学園 医療歯科専門学校 救急救命学科)、田村 富美子(聖路加国際病院)、山田 恵子(新潟県立看護大学)、高野 千佳(岩手県立中央病院)、藤井 美幸(国立国際医療研究センター病院)、藤崎 隆志(小倉記念病院)、中村 香代(災害医療センター)

2:40 PM - 3:40 PM

[EM6-01] 新たなファーストエイドシナリオを学ぶ 〜2020院外イベント対応特別バージョン〜

○清水 克彦1、中村 香代1、上川 智彦1、高野 千佳1、田村 富美子1、藤井 美幸1、藤崎 隆志1、山田 恵子1、三上 剛人1 (1. 日本救急看護学会ファーストエイド委員会)

Keywords:ファーストエイド、シナリオ、s

ファーストエイド委員会は、場所や状況を問わずに発生した傷病者に、専門的な救急処置が開始されるまでの間、看護師として適切な緊急・応急処置ができる看護職を育成することを目標に取り組んでいます。ファーストエイド実技コースも今年度で10年目を迎えることができました。ファーストエイドに携わっていただいている皆様には心より感謝申し上げます。本委員会では、社会のニーズに応じたファーストエイド実技コース内容のブラッシュアップに努めてまいりました。これまでのファーストエイド実技コース内容は、医務室など室内で発生するなど比較的に医療資源が揃った環境で実践するシナリオが多い傾向にありました。しかしファーストエイドは場所や状況を問わずに発生した傷病者に対して、限りある資源で工夫をしながら緊急・応急処置を行うことが求められています。そこで2020年の東京オリンピックに向けて屋外など室内より医療資源が限られている環境などで実践するシナリオを「〜2020 院外イベント対応特別バージョン〜」と題して作成しました。しかし新型コロナウィルスの蔓延により次々とコースが中止となりインストラクターからも本コースに対する不安の声が上がっております。この交流集会では、オリンピックが終了後も必要とされる「〜2020 院外イベント対応特別バージョン〜」の病院外中心のシナリオとキーポイントなどを解説、お伝えしたいと考えています。

例題)患者:20歳代 男性

   友人が抱えこんで支えながら、スタジアムの救護所に来ました。
   全身の皮膚が紅潮し、ゼイゼイと呼吸をしながら、友人に抱えられて救護所に来た20歳代の
   男性です。のどのあたりを掻きむしるような動作をしながら、ぐったりとしています。

 → ①患者役に何を表現してもらえば良い?

   ②どのような環境をイメージしてもらう?

   ③このシナリオメッセージは何?


交流集会では、質疑応答の時間を設けていますので、参加していただいた皆様とディスカッションできればと考えております。ぜひ、この機会に新たなシナリオを知っていただき、様々な環境でも対応できる看護職の育成にご協力を頂ければ幸いです。ご参加をお待ち申し上げます。

対象:ファーストエイドコースインストラクター

   交流集会参加によりインストラクター更新要件である実技コース1回の参加と登録されます