2:35 PM - 3:00 PM
[SY3-02] コロナ禍におけるクリティカルケア看護学代替実習
Keywords:クリティカルケア代替実習、実習目標到達、協働
本学では、クリティカルケア看護学実習(必修・1単位)がカリキュラムに組み込まれている。実習目的は「クリティカルケアの場(ER、E-ICU/G-ICU、OPE室の3部署)における生命維持のための看護のあり方、および患者の人権擁護と家族に対する支援を考慮した看護のあり方を学ぶ」である。
クリティカルケア看護学実習は、3年生後期9月~4年生前期6月にかけて行われ、対象となる学生は約100名となる。本学では同時期に8領域で実習が展開されており(6~7人/G:合計16G)、クリティカルケア看護学実習では最大2Gの学生が3部署を3日でローテーションする。実習期間中は毎日各部署で3~4人の学生を受け入れていただき、実習指導者も配置されている。クリティカルケア領域では、学生が患者・家族に対して実践できることが限られていることも踏まえ、実習目標を「クリティカルケアの場を見学することで、特殊な環境における看護のあり方を考える」としている。主に見学実習のスタイルとなっているが、学生は実際のクリティカルケアの場に触れることで多くの学びや気付きを得ることができている。しかし、コロナ禍に伴い、2020年度は臨地の実習受け入れが停止となり、学生はクリティカルケアの場で実際の看護に触れ、特殊な環境の雰囲気を直接感じ取ることができなくなってしまった。2021年度も、緊急事態宣発令等に伴い、臨地での実習制限が生じ、コロナ禍以前のような実習ができるまでには戻っていない。
看護基礎教育の教員は、“before -corona”と“With -corona”の学生間で学びの差を生じさせてはならないと考え、コロナ禍以前と同等の教育や実習ができるように思考錯誤を繰り返している。コロナ禍に伴い、基礎教育の環境も変化を強いられ、柔軟に対応することが求められているが、全てのことを基礎教育側で担うことには限界がある。
シンポジウムでは、実習目標到達に向けて、臨床・企業・大学院生と協働しながら実現できたクリティカルケア看護学代替実習の設計について紹介する。そして、“With -corona”の今を看護学生として生活している学生の強みと共に”post-corona”を見据えた看護教育について考えていく。
クリティカルケア看護学実習は、3年生後期9月~4年生前期6月にかけて行われ、対象となる学生は約100名となる。本学では同時期に8領域で実習が展開されており(6~7人/G:合計16G)、クリティカルケア看護学実習では最大2Gの学生が3部署を3日でローテーションする。実習期間中は毎日各部署で3~4人の学生を受け入れていただき、実習指導者も配置されている。クリティカルケア領域では、学生が患者・家族に対して実践できることが限られていることも踏まえ、実習目標を「クリティカルケアの場を見学することで、特殊な環境における看護のあり方を考える」としている。主に見学実習のスタイルとなっているが、学生は実際のクリティカルケアの場に触れることで多くの学びや気付きを得ることができている。しかし、コロナ禍に伴い、2020年度は臨地の実習受け入れが停止となり、学生はクリティカルケアの場で実際の看護に触れ、特殊な環境の雰囲気を直接感じ取ることができなくなってしまった。2021年度も、緊急事態宣発令等に伴い、臨地での実習制限が生じ、コロナ禍以前のような実習ができるまでには戻っていない。
看護基礎教育の教員は、“before -corona”と“With -corona”の学生間で学びの差を生じさせてはならないと考え、コロナ禍以前と同等の教育や実習ができるように思考錯誤を繰り返している。コロナ禍に伴い、基礎教育の環境も変化を強いられ、柔軟に対応することが求められているが、全てのことを基礎教育側で担うことには限界がある。
シンポジウムでは、実習目標到達に向けて、臨床・企業・大学院生と協働しながら実現できたクリティカルケア看護学代替実習の設計について紹介する。そして、“With -corona”の今を看護学生として生活している学生の強みと共に”post-corona”を見据えた看護教育について考えていく。