第26回日本救急看護学会学術集会

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[SY1] 救急看護ネクストステージ

Mon. Nov 18, 2024 10:00 AM - 11:40 AM 第1会場 (7F国際会議場)

座長 三上 剛人(吉田学園医療歯科専門学校)
座長 小池伸享(前橋赤十字病院)

救急医療におけるICT、AI活用、アプリケーション開発はいまだ発展しさらなる進化も遂げている。一般市民、消防機関、救急外来、ICU、そして慢性期病院や在宅医療とつながっていく救急医療の流れにおいて、患者に関する情報は分断され、これらの境目では紙媒体や電話、FAXによる情報伝達に頼らざるを得ないのが現状でもあろう。救急医療におけるICTの活用は「適切に使われて役に立つ」ことを根幹に探っていく事が重要と考える。本セッションでは、最先端のICTやAI技術などの救急医療・看護における活用事例を紹介してもらい、そこから経た課題や展望について口演頂く予定である。最先端の取り組みやチャレンジを知り、救急医療・看護におけるICT活用の未来に思いを馳せ、救急医療の看護の“ネクストステージ”を考える機会としたい。

調整中 (10:12 AM - 10:37 AM)

[SY2] 救急看護における看取りを考える

Mon. Nov 18, 2024 4:00 PM - 5:30 PM 第3会場 (6F 605・606会議室)

座長:渕本 雅昭(東邦大学医療センター大森病院)、福島 綾子(日本赤十字九州国際看護大学)

患者の救命が最大の目的である救急医療において,2007年の救急医療における終末期医療に関する提言より終末期の定義がされ、救急領域における終末期について考えられるようになった。さらに、2014年の救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン~3学会からの提言~では,患者がよりよい最期を迎えられるように家族らの支援の重要性についても明記され,救急領域における終末期ケアは、患者へのケアだけでなく家族も含めたケアとして近年注目されるようになった。それに伴い、時代背景や社会正義の変化から、患者家族の価値観も多様化し、終末期ケアの在り方も様々であることは感じることであろう。本セッションでは、BSC、DNAR、AD、ACPなど救急医療・看護において多様な看取りを経験した事例を紹介し、今一度救急看護における見取りを考える機会としたい。そして、そこから得た課題や展望をもとに救急看護における看取りの視座を得られたらと考える。

調整中 (4:50 PM - 5:30 PM)

[SY3] RRSの構築から見えた今後の課題

Mon. Nov 18, 2024 3:40 PM - 5:30 PM 第4会場 (6F 607・608会議室)

座長:藤野 智子(聖マリアンナ医科大学病院)、真子 敬史(久留米大学病院) 特別コメンテーター:藤谷 茂樹(聖マリアンナ医科大学救急医学)

In-Hospital Cardiac ArrestI:IHCA(院内心停止)によると心停止に陥ってからの介入では予後が不良であることがわかっている。
急変の前兆を的確に捉え、重篤有害事象となる前に医師の診察や対応が求められる。医師に報告するまでの過程を短縮し、適切な対応を行うためにRRTやCCOTを導入する施設も少なくない。いくつかの報告では、RRTおよびCCOTによる一定の成果は報告されているが、最も必要な臨床看護師のボトムアップは未だ課題が残っている。令和5年度診療報酬改定にもとづいてRRSを導入した施設は多くあるが、組織の構築にもさまざまである。本セッションでは、RRSおよびRRTの構築に係る困難である項目や課題を個々の演者に報告いただき臨床看護師のボトムアップを目指す教育についても討論いただきたい。

調整中 (4:20 PM - 5:30 PM)

[SY4] 新興感染症に救急医療はどう対応すべきか

Mon. Nov 18, 2024 3:30 PM - 5:20 PM 第10会場 (1F 101会議室)

座長:藤田 昌久(日本医科大学付属病院)、丹羽 由美子(愛知医科大学病院) 特別コメンテーター:大曲 貴夫(国立国際医療研究センター病院)

2019年に発生したCOVID-19は、世界的なパンデミックにより一般市民はもちろん医療従事者にも恐怖を与えた。病院や診療所における診療制限は、国民の生活にも影響を及ぼした。外来診療の環境は、一般診療とは区別し、発熱外来には多くの医療器材や人材を必要とした。これらの環境は、多くの学術団体からガイドラインが公開されたが、ほとんどの施設が個別の対応を余儀なくされた。感染症のトリアージ、感染症患者の初期治療を整えることは急務であったが、傷病者の情報の整理と情報処理、行政への届け出は、救急医療に従事する医療従事者、看護師の労働環境や生活にも影響を与えた。我々が経験し、構築してきたことをまとめ、今後に備えることが重要であると捉え本セッションを企画させていただいた。

調整中 (4:20 PM - 5:20 PM)

[SY5] 救急領域における高度実践看護師の展望

Mon. Nov 18, 2024 3:50 PM - 5:20 PM 第11会場 (1F 102会議室)

座長:山勢 博彰(日本医科大学医療管理学分野)、富阪 幸子(日本看護協会看護研修学校 認定看護師教育課程)

調整中 (4:50 PM - 5:20 PM)

[SY6] 救急医療におけるヘルシーワークプレイスの取り組み

Tue. Nov 19, 2024 10:10 AM - 11:40 AM 第1会場 (7F国際会議場)

座長:阿部 雅美(日本赤十字社和歌山医療センター)、桑村 直樹(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院)

日本看護協会は、患者の尊厳を守り、安全で質の高い看護を持続的に提供するために、看護職自身が安全に尊厳を持って働ける健康的な職場が必要と考え、2018年に「看護職の健康と安全に配慮した労働安全衛生ガイドライン〜ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して〜を公表した。人々の価値観や社会のありようの変化として、従来性的マイノリティーとされてきた人々の存在を社会的に認め、これまで表に出てこなかった当事者たちが「カミングアウト」しやすくなっているとみられ、看護職もまたその例外ではない。多様性の尊重の観点からは当然の変化ではあるが、職場環境の整備の観点からは新たな課題を提示している。ユニフォームの形状、更衣室、トイレなどの物理的な問題以外に、ケアの受け手となる患者の反応、同僚の理解などについて組織は早急な対応を迫られている。さらに、2024年に医師の働き方改革も伴い、救急医療の現場でも大きな変化がもたらされる可能性も否めない。このような変革の時代に、ヘルシーワークプレイスの実現を救急医療の現場でも求められることになるであろう。本セッションでは、救急医療の現場においてヘルシーワークプレイスの実現に向けてどのような取り組みがなされ、いかなる問題や課題を抱えているのか、そしてどのような成果をもたらしているかなどを紹介する。救急医療の現場においてヘルシーワークプレイスの実現に向けての視座を得られることを期待したい。

調整中 (11:00 AM - 11:40 AM)

[SY7] 救急・集中治療室の家族面会とトランスフォーメーション

Tue. Nov 19, 2024 1:10 PM - 2:30 PM 第4会場 (6F 607・608会議室)

座長:竹原 典子(日本医科大学付属病院)、榊 由里(京都大学大学院医学研究科)

未曾有の事態を経験した救急・集中治療室の面会を振り返り、集中治療室における家族面会の在り方をトランスフォーメーションする。新型コロナウイルス感染症パンデミックは、患者、家族、医療者の対面を困難とした一方で、タブレット面会などの新しい試みを生み出すことにもなった。これらのメリット・デメリットを検証するとともに、IoTを駆使した新しい面会など先駆的な取り組みやアイディアについて討論する。患者、ユニットの安全を目的とするICU入室、面会前のセキリュティの在り方、余命宣告された重症患者の面会(海外ケース小児を含む)など、患者を支える医療チームの一員として、これからの家族面会のあり方を考える。

1:10 PM - 1:25 PM

○荒木 尚1、○植田 育也2、○新津 健裕3、○栗原 淳4 (1. 埼玉県立小児医療センター小児救命センター外傷診療科、2. 埼玉県立小児医療センター小児救命センター救急診療科、3. 埼玉県立小児医療センター小児救命センター集中治療科、4. 埼玉県立小児医療センター小児救命センター脳神経外科)

調整中 (2:10 PM - 2:30 PM)

[SY8] 救急看護の専門性を活かしたタスク・シフト/シェア

Tue. Nov 19, 2024 2:40 PM - 4:10 PM 第1会場 (7F国際会議場)

座長:佐々木 吉子(東京科学大学大学院保健衛生学研究科)、須田 果穂(日本医科大学医療管理学分野)

2040年にピークを迎える超高齢化社会を前に、医療人材の不足が懸念されており、限りある資源を有効に活用すべくタスク・シフト/シェアが推進されている。医師の働き方改革や救急救命士法改正、特定行為研修・診療看護師の養成などを背景に、救急領域においてもタスク・シフト/シェアは加速している。しかし、タスク・シフト/シェアの詳細は各施設に委ねられており、様々な課題を抱えたまま進行していることから、医療の質については明らかではない。
本シンポジウムでは、救急医療現場においてタスク・シフト/シェアが進む中、看護師の専門性をどのように活かすことでよりよい救急医療へと繋がるのか、また推進する上での課題についてどのように多職種で取り組むことで、医療の質向上に繋がるのかについて明らかにしたい。

調整中 (3:40 PM - 4:10 PM)

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