第6回日本在宅医療連合学会大会

企画の一般公募

本大会では、プログラム委員会、学会委員会等からの企画の他、一般会員や各職種からの企画も募集いたします。特にプログラム委員会では取り上げないカテゴリーである、「学会の在り方」「職種別企画」については一般公募からお申し込みください。また、シンポジウム、ワークショップ・ハンズオン、交流集会など様々な形態の企画を公募いたします。
以下の要項をご確認のうえ、登録フォームからお申し込みください。
 
1.企画趣旨
 大会テーマ「在宅医療を紡ぐ」に沿った内容でご企画ください。企画を登録する際に、以下の企画カテゴリーと大会コンセプト(サブテーマ)を一つずつ選択してください。

2.募集要項
  • 応募者は日本在宅医療連合学会の会員で、年会費を滞納されていない方に限ります。
  • 応募は、一人2企画までです。
 
3.セッション形態
 ① シンポジウム(90分) 座長2名、演者4名程度
 ② ワークショップ・ハンズオン等(90分)
 ③ 交流集会(60分) 座長・司会1~2名、演者・進行は自由設定
 
【参照】
  • 座長2名、演者4名まで(座長・演者共に男性のみにならないように選出してください)。
  • 座長、演者は非会員でも可。しかし、なるべく学会員から選出する。
  • 謝金なし(記念品贈答予定)
  • 非会員の場合、交通費は公共交通機関の実費を支給予定(上限を設ける可能性あり)
  • 非会員の場合、参加費は不要
  • 内諾は企画採用後取得予定、企画書策定の段階では不要

.募集期間
 2023年12月28日(木)~2024年1月25日(木)
 企画の一般公募を終了いたしました。多数のご応募をいただきありがとうございました。

5.企画の採否について
 応募された内容を大会長・実行委員で検討し、企画者に2024年3月初旬頃、採否をメールでお知らせします。なお類似した企画内容について、1つのセッションへの統合や、「指定演題」への組み込み(講演テーマ・シンポジスト)をお願いする場合がございます。

6.企画カテゴリー
 応募する企画の内容に該当するカテゴリーを以下から1つ選んでください。
01-1 ACP・意思決定(AD、ACP、概念分析、好事例、困難事例、SDM/CDM)
02-1 患者と医療者のコミュニケーション(インフォームドコンセント、ナラティブアプローチ)
02-2 倫理的課題(4分割表、倫理調整、倫理コンサルテーション、研究倫理、プロフェッショナリズム)
02-3 哲学的課題(死生観、スピリチュアリティ、スピリチュアルケア)
02-4 権利保障(成年後見、身元保証、虐待・ネグレクト)
03-1 医療安全・リスクマネジメント(ヒヤリハット報告、インシデント、アクシデント、暴力ハラスメント)
03-2 災害対策(個別支援計画、避難所支援、BCP、行政との連携、企業との連携)
03-3 感染対策(院内・施設内・地域の感染対策、スタンダードプリコーション、ゾーニング)
04-1 人材育成・教育(現任教育、学生教育、特定行為研修、IPW教育、地域住民教育、タスクシフト、・専門医・若手交流、インテグレーター)
04-2 キャリア(ワークライフバランス、キャリアパス)
05-1 研究(研究デザイン、質的研究、量的研究、統計解析、ビッグデータ)
05-2 医療・ケアの質・評価(質評価、効果評価 在宅医療のコンピテンシー)
06-1 ICT(機器開発、有効活用、好事例、AI)
06-2 事業所運営・経営(人材確保、採用の課題、経営課題とその解決)
07-1 多職種連携(連携好事例、困難事例、情報共有、ネットワーキング)
08-1 病診・病病連携(病診・診診・看看連携等、情報共有、入退院支援)
09-1 職種別(医師、歯科医師、薬剤師、コメディカル、社会福祉士、臨床心理士、介護福祉士、介護支援専門員、ホームヘルパー、事務)
09-2 異分野・異業種連携(他分野との連携、企業との連携、医介連携)
10-1 地域包括システム(行政との連携、地域ケア会議、地域包括支援センター、医介連携)
10-2 地域づくり(社会的処方、ボランティアや非専門職との連携、社会福祉活動)
11-1 保険制度・診療報酬(介護保険、健康保険、健康保険制度の課題、診療報酬関連)
11-2 医療政策・医療計画・医療制度(医療計画、介護人材総合確保事業、ビッグデータ、医師会)
12-1 国際性・国際交流(国際交流、海外実践)
12-2 学会のありかた(在宅医療の未来、展望、在宅医療のありかた)
13-1 精神疾患(疾患管理、ケア、生活支援)
13-2 認知症(疾患管理、ケア、生活支援)
13-3 がん(疾患管理、ケア、生活支援)
13-4 難病(疾患管理、ケア、生活支援)
14-1 臓器不全(心不全・呼吸不全・肝不全・腎不全・透析、疾患管理、ケア、生活支援)
14-2 フレイル・多臓器併存・その他(予防医療〈1次、2次、3次〉、急性増悪・救急医療)
15-1 緩和ケア(がん・非がんの緩和ケア)
15-2 看取り(看取り、エンドオブライフケア)
15-3 家族ケア(心理教育、グリーフケア)
16-1 リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)
16-2 生活援助・ケア技術(ケアマネジメント、援助技術、介護技術)
16-3 福祉用具機器・医療機器(機器開発、医療機器選択、管理、臨床検査機器等)
17-1 排尿・排便ケア(失禁、失便、尿路変更、ストマ管理)
17-2 呼吸ケア(呼吸ケア、人工呼吸器管理)
18-1 食支援・口腔嚥下(栄養管理、口腔ケア、VE、摂食嚥下、訪問栄養士)
18-2 褥瘡ケア(褥瘡、創傷治癒)
19-1 小児(小児・AYA世代、医療的ケア児、トランジッション)
20-1 その他

7.大会コンセプト(サブテーマ)
 応募する企画にあてはまる大会コンセプト(サブテーマ)を1つ選択してください。
“紡” integration紡ぐ: 統合
在宅医療は、医療だけでなく生活を支えるあらゆる分野が関わって成り立っています。織りなすことで、美しく強靭になっていく組みひものように、単に多職種が集まっただけでなく、制度を寄せ集めただけでもなく、それらが統合して初めて患者さんやご家族の幸せにつながりますね。
“幸” Well being・QOL: 生活の質・人生の質
在宅医療に限らず、私たちが目指すのは患者さんやご家族のQOLが少しでも向上することですね。それは少しでも幸せにいていただけるようにすること。何が幸せかはその方にしかわかりません。だから患者さんやご家族の想いを聞きます。意思が意志になるように。
“働” Collaborative decision making: 協働意思決定
私たちは医療や介護の専門家、患者さんは患者さんの人生の専門家。難題に対峙したときその専門家同士が、お互いの考えを理解し、認めあいながら、ご本人の想いができるだけ叶うように、何が最善なのかを考えていくプロセス。すべての基礎は協働意思決定にあるのではないでしょうか。
“含” Inclusion of diverse values: 多様な価値観の包含
協働意思決定の際に大事にすることはその方の価値観です。その方にとっての“価値”や、幸せは究極の個別性。様々な考え方を受け入れたうえで、何を目指すのかを考えましょう。多様性を認め合うこと、マイノリティーを受け入れること、弱い立場の人を守ること、どれも包含できる社会でなければなりません。在宅医療における女性の在り方も変化してほしい。
“継” sustainability: 持続可能性
そして良い事は持続可能にしなければなりません。いくら良い事でもすぐに駄目になってしまうのではもったいないです。患者さんのケアも、事業所の経営も、いいことを続けるためには持続可能性が必要です。そして良い事を次の世代に繋げていかなければなりません。
“繋” interdisciplinary team collaboration: 多職種連携
これらのことを成し遂げるためには、より多くの専門性・価値観を持った人が、ただ繋がるだけではなく、患者さんにとって何が良いのかという、同じ目標を共有することが大切ですよね。
“楽” enjoy your life
まあ、大変なこともいろいろあるけれど、苦労することが不幸ではない。 在宅医療に関わった人生を楽しみましょう。