第6回日本在宅医療連合学会大会

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シンポジウム

14-1:臓器不全

シンポジウム9:「在宅血液透析」が気になるすべての人へ-在宅医療とのクロストーク-

Sat. Jul 20, 2024 10:10 AM - 11:40 AM 第7会場 (会議室304)

座長:宮下 美子(名古屋記念財団ホスピーグループ腎透析事業部)、河原﨑 宏雄(帝京大学医学部附属溝口病院内科)

11:20 AM - 11:40 AM

[S9-4] 在宅血液透析が気になるすべての人へのメッセージ

*中原 美穂1 (1. 東京透析フロンティア 池袋駅北口クリニック)

2021年 東京透析フロンティア 池袋駅北口クリニック 透析施行
本邦では、在宅血液透析(HHD)患者割合は少ないものの、HHDはより良い生命予後や透析に関連した合併症を軽減できる可能性があることから、魅力的な透析療法として認知され、HHDについて気になっている患者や希望される患者は少なくない。しかし、HHDを選択することは2つの点において困難さが伴う。一つは、HHDの情報がとても少なく、どういった透析療法であるのか、費用を含めた患者負担がどの程度になるのかが分かりにくい点であり、二つには、こうした懸念がクリアされ、いざHHDを選択するぞという気持ちになっても、HHDを適切に導入し管理維持ができる施設が少ない点である。私は、より良い透析療法を求め、長時間血液透析施行を経て、2年前よりHHDを行っている。HHDに至るまでの経緯とともに、HHDを実際に行ってみて、良かった点、困難さを感じたこと、透析医療スタッフや家族との関わりなどについての全般的な内容をお話し致します。また、HHDが気になっていて、今後希望されるすべての透析患者さんとHHDに携わる全ての人々に対して、HHDをより良い形で選択できる一助となれるようなメッセージを発信致します。