第6回日本在宅医療連合学会大会

Presentation information

シンポジウム

11-1:保険制度・診療報酬

シンポジウム38:令和6年度診療報酬と介護報酬同時改定から、どのような未来を描く ~多職種が考える、これからの未来と今~

Sun. Jul 21, 2024 12:40 PM - 2:10 PM 第3会場 (会議室201)

座長:次橋 幸男(天理よろづ相談所病院 白川分院 在宅世話どりセンター)、太田 博見(太田歯科医院)

1:30 PM - 1:50 PM

[S38-3] 訪問看護師からみた改定と、これからの未来

*藤野 泰平1 (1. 株式会社デザインケア/みんなのかかりつけ訪問看護ステーション)

株式会社デザインケア/みんなのかかりつけ訪問看護ステーション 代表取締役2014年11月
一般社団法人 日本男性看護師会 共同代表 2014年11月
一般社団法人 オマハシステムジャパン 発起人理事 2016年月-
聖路加国際病院 常勤看護師 2006年4月- 2011年3月
令和6年の同時改定では、訪問看護においては、以下の3つのトピックスがあったと考えている、①特定の利用者様へのケア提供(ターミナル等の方、重症心身障碍児)、②専門的人材の活用、③口腔連携強化加算である。この改定は、より重症な方へのケアを提供し、国民のニーズである在宅看取りに力を入れる方針と読み取れる。また、地域にいる専門人材を地域全体で活用することや、口腔ケアという観点から、在宅系、施設系を超えた連携がより一層求められるようになっている。今まで以上に、地域全体の多職種の役割を理解し、利用者様とって最高のケアを届けられるように、有機的な連携が期待されているように感じる。限られた資源の中で、市民全体の幸せを支えるために、より一層地域全体の視野を持ち、自組織で質向上と、連動での価値創出をすることで、各地域での包括ケアの形がより進化するのではないかと考える。