12:00 PM - 1:30 PM
[JB3] 2E教育の理念による特別支援の先進的取り組みの基盤
発達障害のある小学生から高校生の才能を活かす
【企画の趣旨】発達障害のある児童生徒への校内支援体制は、小中学校に続いて高校でも、今後新たな制度を含めて整備が進む中で、障害だけでなく才能(得意・興味)も識別して個人の教育的ニーズに応じる「2E(二重の特別支援)教育」の検討・実施の意義が高まるであろう。ひとつには、わが国でも既に実施されている、大学進学の適性・意欲のある生徒への支援を、広義の2E教育として捉え直す。大学進学を進路選択肢とした中高生への指導・支援や、大学から高校生への移行支援等を通じて、小中高大の支援の連携・接続の充実が課題となる。いっぽう、発達障害と才能を併せもつ2Eの児童生徒の特別なニーズも考慮して、「児童生徒の得意なことを引き出し、才能を伸ばす指導・支援」を行うために、広義の2E教育も含む支援を視野に入れた、通級指導教室等による指導の具体的な検討も必要となる。本シンポジウムでは、2E教育の理念による特別支援として、各方面の先進的な取り組みの背景、前提や経緯を紹介して、わが国でも必要・可能な2E教育、すなわち発達障害児童生徒の才能を活かす、学習および社会・情緒的支援の在り方を考える。2016年度日本LD学会公開シンポジウム(大阪)「発達障害のある児童生徒に対する2E教育の理念による支援:大学進学への移行支援と通級指導教室での支援の最新事情」(12月23日)への導入とも位置づけられる。
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