一般社団法人 日本LD学会 第25回大会(東京)

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[JB8] 発達障害のある生徒向けのキャリア教育教材の開発

エビデンスに基づく教材開発を目指して

2016年11月19日(土) 12:00 〜 13:30 413 (会議センター4階)

企画者:榎本容子(国立障害者リハビリテーションセンター研究所),司会者:松為信雄(文京学院大学),話題提供者:榎本容子(国立障害者リハビリテーションセンター研究所),話題提供者:武澤友広(障害者職業総合センター),指定討論者:宮澤史穂(障害者職業総合センター),指定討論者:清野絵(障害者職業総合センター)

12:00 〜 13:30

[JB8] 発達障害のある生徒向けのキャリア教育教材の開発

エビデンスに基づく教材開発を目指して

榎本容子1, 松為信雄2, 武澤友広3, 宮澤史穂3, 清野絵3 (1.国立障害者リハビリテーションセンター研究所, 2.文京学院大学, 3.障害者職業総合センター)

【企画の趣旨】発達障害のある人の教育から就労への移行の困難さが指摘される中、教育段階から就労準備に必要な学びを分かりやすく提供していくことが求められている。このような中、企画者らは、発達障害のある生徒を対象とした2つのキャリア教育教材の開発を試みた。教材を発達障害のある生徒にとって有用なものとなるよう開発を進める上では、彼らの障害特性に基づくエビデンスを踏まえることが有効であると考える。しかしながら、これまで発達障害のある生徒向けのキャリア教育教材に求められる要件について明らかにした研究・実践は乏しい。
本シンポジウムでは、発達障害のある生徒向けのキャリア教育教材に求められる要件について、教材に求められる「学習内容」とその内容の「分かりやすい表現方法(載せ方)」という2つの視点から探ることで、教材開発をエビデンスに基づき取り組むための手がかりを得たいと考える。そのために、まず、開発した2つのキャリア教育教材の開発経緯と開発上の工夫点、開発された教材の具体的中身、現状で認識している教材の課題等についてそれぞれ話題提供する。次の指定討論では、これら2つの教材開発に関与していない立場の者が、教材をよりよくしていくために求められる要件(学習内容・わかりやすい表現方法)について、「発達障害のある人の就労準備支援の経験者の意見が集約されたデータ」の分析結果に基づき具体的に提起することを通し、エビデンスに基づく教材開発のあり方について討論していく。これにあたり、指定討論者には事前に、企画者が2008年から2010年にかけて全国の高等学校、特別支援学校、就労支援機関の職員を対象として実施した調査から得た自由記述データを提供し独自の観点から分析するよう依頼している。最後に、フロアとのディスカッションを通し、発達障害のある生徒向けの教材開発の動向や、教材開発にあたり留意すべき点について情報共有したい。

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