9:00 AM - 10:30 AM
[JE3] 前思春期における支援を要する子どもの主体的な学びを育てる指導のあり方Ⅲ
思春期につながる前思春期に必要な支援とは何か!!
【企画の趣旨】小学校6年生が中学校1年生になる時に、学習面や生活面、対人関係等において新しい環境に慣れないことがきっかけとなり、落ち込んだり自信を失ったりする現象を「中1ギャップ」という。思春期を迎えるこの時期に、大きなハードルが存在し、いじめや不登校等の多くの問題が顕在化し、急増すると言われている。しかし、「『中1ギャップ』の真実」(国立教育政策研究所,2014)にもあるように、中学校1年生になり突然問題が起きてくるわけではなく、問題の兆候が小学校段階から始まっている場合が少なくない。その「積み残し」や「先送り」が環境面の変化と相まって「中1ギャップ」となり顕在化する。
小学校で兆候が見られてくる時期を、9歳~12、13歳の「前思春期」にあたる時期であると捉え、前思春期にある支援を要する子どもたちにとって効果的な支援について検討を重ねてきた。思春期を迎えるにあたり、「主体的に学ぼうとする心」を育むことが重要であると考え、実践研究を行ってきた。昨年度のシンポジウムでは、前思春期の子どもの心理面の特徴や発達段階等を踏まえながら、人とのかかわわりを通して、コミュニケーションスキルの獲得、自己効力感や自尊感情を高める支援を行うことで、本人の「主体的に学ぼうとする心」が確実に育まれていくことがわかってきた。同時に、支援を要する子どもたちを下支えする「のりしろ」としてのキーパーソンの大切さやライフステージを意識した支援の必要性について再確認した。
今回のシンポジウムでは、思春期の生徒を支援している中学校通級指導教室担当者から、前思春期の支援に望むことについて問題提起をしていただく。それを受けて、小学校きこえとことばの教室と特別支援学級における前思春期における有効な支援について実践事例を基に話題提供を行う。
フロアや指定討論者と有意義な意見交換を行いながら、これまでの3年間の研究を総括し、思春期を円滑に迎えるために必要な前思春期の子どもの支援とは何かについてまとめたいと考える。
小学校で兆候が見られてくる時期を、9歳~12、13歳の「前思春期」にあたる時期であると捉え、前思春期にある支援を要する子どもたちにとって効果的な支援について検討を重ねてきた。思春期を迎えるにあたり、「主体的に学ぼうとする心」を育むことが重要であると考え、実践研究を行ってきた。昨年度のシンポジウムでは、前思春期の子どもの心理面の特徴や発達段階等を踏まえながら、人とのかかわわりを通して、コミュニケーションスキルの獲得、自己効力感や自尊感情を高める支援を行うことで、本人の「主体的に学ぼうとする心」が確実に育まれていくことがわかってきた。同時に、支援を要する子どもたちを下支えする「のりしろ」としてのキーパーソンの大切さやライフステージを意識した支援の必要性について再確認した。
今回のシンポジウムでは、思春期の生徒を支援している中学校通級指導教室担当者から、前思春期の支援に望むことについて問題提起をしていただく。それを受けて、小学校きこえとことばの教室と特別支援学級における前思春期における有効な支援について実践事例を基に話題提供を行う。
フロアや指定討論者と有意義な意見交換を行いながら、これまでの3年間の研究を総括し、思春期を円滑に迎えるために必要な前思春期の子どもの支援とは何かについてまとめたいと考える。
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