2:00 PM - 3:30 PM
[KC2] 通常学級に在籍する読み書き困難の小・中学生2事例への英単語読み指導
音韻意識とデコーディング指導を中心に
【事例の概要】本発表の対象者は、読み書き困難を抱えた小学6年生1名と中学3年生1名である。事前のアセスメントでは、両名ともに仮名/漢字の読み書きの弱さが確認されている。英単語読みの指導法としては、操作スキルの獲得を重視するシンセティック・フォニックスを用いた。しかし両名ともに2文字の読みまではスムーズだったが3文字の読みで躓く様子が観察された。英語圏の先行研究から、文字の混成時の躓きは音韻の混成操作スキルが十分に発達していないからではないかと推測し、音素とオンセット-ライムレベルの音韻の混成練習を行った。その結果、読みの流暢さと正確さが向上した。
近年日本の小・中学校でも、フォニックスの導入は進んでいる。しかし音韻意識が十分に発達していない学習者の読みでの躓きや、音韻意識指導の必要性に関する調査や報告はほとんどない。本発表では、読み書きに躓きのある児童生徒への英単語の学習において、読みのレディネス条件としての音韻意識指導の必要性と指導の課題について検討したい。
近年日本の小・中学校でも、フォニックスの導入は進んでいる。しかし音韻意識が十分に発達していない学習者の読みでの躓きや、音韻意識指導の必要性に関する調査や報告はほとんどない。本発表では、読み書きに躓きのある児童生徒への英単語の学習において、読みのレディネス条件としての音韻意識指導の必要性と指導の課題について検討したい。
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