一般社団法人 日本LD学会 第25回大会(東京)

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[KD1] 自閉症・情緒障害特別支援学級と通常学級の協働による支援の試み

個別支援と学級支援の教師の専門性をつなぐ工夫を通して

Sun. Nov 20, 2016 9:00 AM - 10:30 AM 313+314 (Conference Center3F)

○加藤悦子(植草学園大学),藤原直美(銚子市立双葉小学校),司会者:名越斉子(埼玉大学)

9:00 AM - 10:30 AM

[KD1] 自閉症・情緒障害特別支援学級と通常学級の協働による支援の試み

個別支援と学級支援の教師の専門性をつなぐ工夫を通して

加藤悦子1, 藤原直美2 (1.植草学園大学, 2.銚子市立双葉小学校)

【事例の概要】事例児Aは、自閉症・情緒障害特別支援学級(以下、自・情学級と略す)に在籍する小学校3年生である。交流学級での学習(体育・音楽・総合的な学習・特別活動など)の場面では、行動上の問題が起きやすい。自・情学級の個別的な支援の場では、A児の興味・関心に応じた題材、集中しやすい環境、自・情学級担任との安定した関係を設定することにより、学習の達成度が高い。交流及び共同学習において、単に「参加」するだけでなく、自発的に活動に参加できることを目指して、個別支援と学級支援の両担任が連携して、指導計画・授業づくりを行った。A児・通常学級の子どもの両方の実態を互いに評価し、題材・環境・活動場面の設定などについて、協働指導計画シートを活用し、授業を行った。A児の変容は顕著で行動上の問題が減り、授業後もその変容は持続した。また、通常学級の子どもにとってもわかりやすい授業となり、A児との関係も変容した。

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