9:00 AM - 10:30 AM
[KD1] 自閉症・情緒障害特別支援学級と通常学級の協働による支援の試み
個別支援と学級支援の教師の専門性をつなぐ工夫を通して
【事例の概要】事例児Aは、自閉症・情緒障害特別支援学級(以下、自・情学級と略す)に在籍する小学校3年生である。交流学級での学習(体育・音楽・総合的な学習・特別活動など)の場面では、行動上の問題が起きやすい。自・情学級の個別的な支援の場では、A児の興味・関心に応じた題材、集中しやすい環境、自・情学級担任との安定した関係を設定することにより、学習の達成度が高い。交流及び共同学習において、単に「参加」するだけでなく、自発的に活動に参加できることを目指して、個別支援と学級支援の両担任が連携して、指導計画・授業づくりを行った。A児・通常学級の子どもの両方の実態を互いに評価し、題材・環境・活動場面の設定などについて、協働指導計画シートを活用し、授業を行った。A児の変容は顕著で行動上の問題が減り、授業後もその変容は持続した。また、通常学級の子どもにとってもわかりやすい授業となり、A児との関係も変容した。
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