[KE2] 特別支援教育の深化に関して巡回相談機能に期待されるもの

[KE2] 特別支援教育の深化に関して巡回相談機能に期待されるもの

医師会との連携も含めて

中島英雄¹, 宮脇修² (1.各務原市教育委員会, 2.名古屋女子大学)

【事例の概要】岐阜県各務原市教育委員会主催で特別支援教育専門家チーム（大学教授・医師会推薦医師・地域支援センター相談員・指導主事）が、市内の全幼稚園・小中学校を３年間巡回訪問した。各園・各学校主体で指導上大変困難なケースをあげてもらい、それを主体的な実践へ導くよう事例検討会を行いたいと考えた。その事例会議を通して学校内・園内の特別支援教育の実践を深化させるにはどのような支援が必要か、また巡回相談機能に期待されるものは何かを検討しようと意図した。そこでとりあえず、コーディネーターを中心とした現場教諭の意識調査アンケートを試みた。適正な支援活動を展開するためには、各務原市医師会の協力を得る必要を実感し、事例検討会にも校医をはじめ小児科医の参加を要請した
これが地域ぐるみの医療・福祉などの社会資源活用の端緒となった。