[TR04] 【中等教育】
二次障害に陥った発達障害のある子どもの認知的評価とストレスコーピング
コーディネーター:土屋 忠之(国立特別支援教育総合研究所)
心身症等二次障害に陥った発達障害のある中高生のストレス対処過程を一般の高校生と比較・検討しその特性を明らかにすると共に、支援の在り方を検討することを目的とした。ストレス対処過程における特性として、心身症等二次障害に陥った発達障害のある中高生の群は、高校生の群の生徒と比較して「抑うつ・不安」と「不機嫌・怒り」「身体症状」との間に強い正の相関関係がみられるなど特有な結果が得られた。また、認知的評価の脆弱性が顕著であった。例えば、積極的にコーピングしようとすると身体症状が顕著になり、サポートを他者に求めようとすると不安が高くなる傾向が見られ、ストレスの緩衝効果が適切に得られない状況に陥っていることが明らかにされた。このような生徒の支援の在り方について事例研究を通して検討した。
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