[P01-03] 小学生の社会情動的スキルのアセスメント
評定者による違いに着目して
キーワード:社会情動的スキル、アセスメント、評定者
本研究では,子どもの社会情動的発達チェックリスト(SEDC-C)(岡田・加藤, 2019)を用いて,特別支援が必要な子どもの社会情動的スキルの様相を捉え,評定者による違いに注目し検討を行った。対象は,母親の回答(男女467名:特別支援182名)と教師の回答(男女142名:特別支援85名)であった。全ての下位尺度で特別支援を受けている子どもの得点が有意に低く,対人関係(大人),集団活動,共感性・情動共有,自尊感情・自己理解は,母親が教師より有意に高く評価していた。対人関係(子ども)は,特別支援の場合に母親が有意に高く評価していた。社会情動的スキルの発達を捉える際は,評定者による違いを踏まえ,様々な視点から検討すべきである。
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