The 30th Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KANAGAWA)

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P02:読む・書く

[P02-08] 発達性ディスレクシアのある小学校高学年の学校生活と自尊感情・学校適応感の関係

〇岩田 みちる1、関 あゆみ2 (1. 東海大学国際文化学部、2. 北海道大学大学院教育学研究院)

Keywords:ディスレクシア、学校適応、自尊感情

発達性ディスレクシア(以下D)の二次的な問題として学校不適応が指摘されている。読み書きの困難が学校への適応感や自尊心に与える影響を明らかとすることを目的として,小学校5,6年生のD児に「学校生活の下位領域に対する意識」,「学校享受感」,「自尊感情」に関する質問紙を実施した。その結果,同学年と比較してD群は小6の学校享受感が低下していた。しかしそれ以外で群間差や個人内の学年差は認められなかった。学年が上がるほど,D児は同年よりも学校を楽しいと感じていない可能性がある。個人内の検討から,読み書きの支援だけでなく,教師との人間関係や授業が理解できる手ごたえを持てるような工夫が重要と考えられた。

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