一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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P02:読む・書く

[P02-09] 書字に困難を抱える児童に対するゲーミフィケーションを取り入れたタイピング学習支援

〇錦川 拓海1、関 あゆみ2 (1. 北海道大学大学院 教育学院、2. 北海道大学大学院 教育学研究院)

キーワード:書字障害、ゲーミフィケーション、タイピング

読みや書きに困難を抱える子どもは,学習が困難なだけではなく,自身の努力が評価に反映されづらく,学習意欲が高まりにくいと思われる。そのため,支援を行う際には学習意欲を高めるような工夫を取り入れる必要がある。そこで本研究では,意欲を高める工夫としてゲーミフィケーションを用いて,書きの代替手段となるタイピングに焦点を置いたオンライン上での支援を行った。その結果,ゲーミフィケーションによる顕著な支援効果はみられなかったが,「称号」というゲーム的要素においては,対象児の興味を惹くものになり,意欲を高める可能性があることが示唆された。今後は,対象に合わせたゲーム的要素および支援デザインの検討が必要である。

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