一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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P02:読む・書く

[P02-11] 中学校におけるノートテイキングの位置づけに関する教員調査

書字困難児にとっての難しさとは

〇尾崎 里帆1、関 あゆみ1 (1. 北海道大学大学院 教育学研究院)

キーワード:ノートテイキング、中学校、教員調査

学習場面で書字が必要となる行為の1つにノートテイキングがある。中学校における書字が困難な生徒にとって, ノートテイキングの困難が生じる要因を検討するために本研究では現職教員にアンケート調査を行った。その結果, 授業中のノートテイキングの位置づけが多様化していること, 自らの考えを書き表すような「考えるノート」が要求されていることが示された。このことから, 書字困難児にとって高次な要求をされていることがノートテイキングの難しさの要因となっていることが考えられた。さらに、目的と指導や評価のずれがあることも示され, 教員の指導や評価が学習の手段であるノートテイキングを目的化していると推察された。

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