一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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[P] ポスター発表
P03:計算・算数

[P03-02] 算数科習熟度別指導における発達障害児の困難さと効果的な指導法について

〇堀越 麻帆1、橋本 創一2、李 受眞3、山口 遼4 (1. 東京学芸大学大学院教育学研究科、2. 東京学芸大学 特別支援教育・教育臨床サポートセンター、3. 浜松学院大学 現代コミュニケーション学部、4. 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科)

キーワード:習熟度別指導、発達障害児、指導方法

本研究では,小学校の算数科習熟度別指導の「じっくりコース」(主に補充的な学習を行う習熟の遅いコース)の教員を対象に調査を行い,その実態を明らかにするとともに,発達障害児(疑いを含む)への効果的な指導方法を検討した。障害種や困難さ別に群分けを行い,群ごとに効果的な指導方法を検討したところ,多くのLD・学習困難児にとって具体物を用いた操作活動は有効であるが,知的障害群の児童にとっては有効ではない場合があることが示唆された。その理由の1つに算数的用語を理解できていない可能性があり,教師は操作活動を行う際に言語理解の面からも配慮する必要があると考えられる。

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