[P03-04] 通常学級で算数の習熟に時間がかかる児童の実態と指導の工夫
―担任教師へのアンケート調査から―
Keywords:協調運動、生活経験、算数
発達障害児の算数文章題での躓きは運動の苦手さにより発達段階に則した生活経験が少なくなることが一要因であり,協調運動に問題を呈する児への指導に工夫が必要である.本研究は通常学級の算数困難児の実態と指導の工夫について報告する.担任教師8名へのアンケート調査より,算数困難児は注意と協調運動の問題を呈し,通常学級でも個々の生活経験に合わせた指導の必要性が高いことが示唆された.また下学年の学習の約半数を積み残していることが想定され,既習事項に立ち戻る指導や,習熟度別の指導が求められる.通常学級での実態把握や指導は一斉指導中の個別対応が主であり,学校全体のシステム構築を含め検討していく必要がある.
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