The 30th Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KANAGAWA)

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[P] ポスター発表
P03:計算・算数

[P03-07] 算数の学習につまずきがある子どものイメージ化過程の検討

~ものごとの数量的な側面を捉えるとはどのようなことか~

〇小出 陽子1,2 (1. 私立小学校、2. 白梅学園大学大学院子ども学研究科博士課程)

Keywords:算数障害、イメージ化、概念的理解

ものごとの数量的な側面を捉えるとはどのようなことかを、算数の学習につまずきのある子どもが絵図を描きながら算数文章題を考える過程を通して考察した。ものごとの数量的な側面を捉えるとは、何らかの必要性や興味関心に導かれ、ものの集まりの数やその変化、他のものの集まりとの関係に着目しながら運動や移動、行為、操作を行ったり、言葉で表現したりすることであると示唆された。概念的理解の発達の契機となる、ものごとの数量的な側面を捉える経験を積むことが難しいと考えられる子どもに対しては、幼児期からの日常の生活や遊びの中で大人が意識的に働きかける必要があると考えられる。

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