The 30th Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KANAGAWA)

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[P] ポスター発表
P08:義務教育期(小・中学)の支援

[P08-02] 「特別の教科 道徳」の授業を通した清潔行動の指導

知的障害のある児童のアセスメントに基づいた授業実践と指導効果の検討

〇松本 将孝1、庭山 和貴2 (1. 堺市教育委員会事務局、2. 大阪教育大学)

Keywords:知的障害教育、特別の教科 道徳、行動評価

本研究の目的は、知的障害特別支援学校小学部での「特別の教科 道徳」(以下、道徳科)の授業において、清潔行動の1つである「手洗い」を指導し、その効果を検証した。事前に検査法や標的行動である「手洗い」の様子をアセスメントし、授業計画を立案した。授業では「手洗い」の重要性や意味を児童に気づかせるような発問等を行った。また「手洗い」は、授業回数を重ねるごとにプロンプトをフェーディングしていった。指導後には、児童は手洗いの意味を理解し、適切に手を洗うことができるようになった。道徳科は内面的評価が求められるが、内面の評価が難しい知的障害のある児童には「行動」によって学習成果を評価する必要性が示唆された。

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