一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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[P] ポスター発表
P08:義務教育期(小・中学)の支援

[P08-03] 公立小学校における学級規模ポジティブ行動支援の実践

〇宮木 秀雄1、河野 宏輝2 (1. 山口大学教育学部、2. 山口大学大学院教育学研究科)

キーワード:学級規模ポジティブ行動支援、Positive Peer Reporting、behavior specific praise

本研究の目的は、公立小学校において学級規模ポジティブ行動支援を実践し、その効果を検討することであった。公立小学校1年生(29名)を対象に、ポジティブ行動マトリクスの作成と掲示、帰りの会でのPositive Peer Reporting、学級担任による行動を特定した称賛(behavior specific praise)を実施した。介入の結果、授業中に発表者の方を見た児童の割合および私語をせずに給食準備ができた割合が増加し、昼休み開始時に廊下を走った児童の割合は減少した。また、児童と学級担任への質問紙調査の結果より介入に対する一定の社会的妥当性も示された。

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