[P] ポスター発表
P12：支援体制（校内・地域等）の構築

[P12-02] 定時制高校における学校規模での清掃活動支援の効果

ポスター掲示及びトークン・エコノミー法の適用

〇若林 上総¹、後藤 理絵²、井上 秀和³ (1. 宮崎大学教育学部、2. 宮崎県立宮崎東高等学校、3. 国立特別支援教育総合研究所)

Keywords:定時制高校、学校規模、清掃活動

本研究は、定時制高校に在籍する生徒の清掃活動従事に対する学校規模で実施された支援の効果の検討を目的とした。本研究の参加者は、A県立B高校定時制課程の員25名、及び1～3学年の各学年に設置された3つのクラスに在籍する生徒170名だった。清掃場所全51か所ごとに3つの評価項目を設定し、美化委員の生徒が継続して点検を行った。全校集会での取組説明、清掃開始の予鈴、清掃活動を奨励するポスターの掲示、評価のフィードバックといった手立てを導入すると、評価項目全てを満たす清掃場所の割合が増加した。事後アンケートからも取組への積極的参加が窺われた。以上のことから、手立てが清掃活動の支援に一定の効果を伴ったことが考えられた。