[J29-J39] 自主シンポジウム29～39（WEB掲示板質疑応答）

[J38] 「親なき後」問題に関する発達障害者の母親の意識とその支援

―母親の語りから考える，これまでと今，そしてこれから―

企画者：水内 豊和¹
司会者：水内 豊和¹
話題提供者：伊藤 美和²、西村 勢津子³、小林 弥生³、橋本 真由美³
指定討論者：武藏 博文⁴ (1. 富山大学人間発達科学部、2. 富山大学大学院人間発達科学研究科、3. 富山県LD等発達障害及び周辺児者親の会「ゆうの会」、4. 香川大学教育学部)

Keywords:発達障害者、親なき後、家族支援

今日の特別支援教育や発達障害者支援法などに基づく支援は拡充してきているものの，障害のある子どもを持つ保護者が高齢期を迎えた家族への支援のあり方に関する着目は多くはない．そこには，「親なき後」という，保護者自身も考える必要性を感じつつも，向き合うことを先送りしたい，非常にセンシティブな話題であるということも背景の一因と思われる．そこで，本シンポジウムでは，成人発達障害者を持つ母親に対し，「親なき後」問題に関する意識をインタビュー形式で問うことで掘り下げていく．その語りから考えられる，障害児・者と家族に寄り添い関わる支援者が知っておくべきこれまでと今，そしてこれからのことについて共有し，連続性のある支援の体制づくりについて提案する．