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[PL] 日本LD学会の魅力と可能性(8)
概要
2014年6月に理事長に就任して依頼、日本LD 学会の魅力と可能性について、毎年、大会の理事長講演でお話ししてきています。
日本LD 学会の会員数は、継続して増加傾向にあり、近年10000 人に達しました。この分野の学術学会では最大規模です。さらに、広く、教育学や心理学関連の学術学会全体からみても、いくつかの学会と並んで最大規模です。それだけに、例えば、50 を越える心理学系の学術学会の連合体である日本心理学諸学会連合においても、日本LD 学会には大きな期待が寄せられています。
1992年の学会設立から28 年目となり、このように急速に大きく成長した背景には、このLD 学会がとても魅力的な学会であり、いろいろな可能性を秘めているからだと思います。そして、毎年、全国各地のどこかで開催される年次大会は、何と居心地の良い大会でしょう。例え知らない人々同志であっても、LD を始め広く発達障害に関わる教育、心理、医療、福祉、労働、司法等という共通項、LD 学会員という共通項により、一体感が生まれ、大会期間中、豊かで有意義な時間が過ぎていくのを感じます。そして、ポスター発表もシンポジウムも講演会も、実に先進的で躍動的で活発な未来志向のディスカッションがなされています。研究で取り上げられる対象は、乳幼児や幼稚園や保育所等の就学前から、学齢期、思春期、青年期、そして、成人、高齢者、…と各年齢層がカバーされるようになりました。
このような日本LD 学会を、さらに魅力的な学会にしていくために何ができるか、そして、また、さらなる飛躍の可能性について、皆さんと一緒に考えていく機会としたいと思います。
構成
1.日本LD 学会の歩み
・本学会の歴史
・本学会の概況
・本学会の年次大会の推移と概況
・25 周年記念として「発達障害事典」(2016)の刊行
2.日本LD 学会の魅力
・日本LD 学会はなぜ成功したのか?
・会員の多様性、事業の多様性、そして多様性を大切にする風土
・自由と挑戦とスピード感
・最先端と最新情報
・学会と協会の連携(車の両輪となって)
・学会と全国LD 親の会との関係(車の両輪となって)
3.日本LD 学会の可能性
・『魅力あふれる学会』『影響力のある学会』を標榜する。
・そのために、「ブランドイメージ」の一層の明確化とさらなる「ブランディング」が必要
・具体的には、(1)「研究力」「実践力」、(2)「発信力」「提言力」、(3)「学際性」、(4)「国際性」
・委員会活動の充実
・事務局の改革
4.日本LD 学会のこれから
・新たな時代の変化や要請の中で
・本学会の役割と期待は今後さらに高まる予感(一層のブランディングを)
・今後の大会と研究集会の予定(来年の大会は、第30 回の記念大会となります。)
・LD 学会を皆で育てていこう
文献
柘植雅義 (2020) 日本LD 学会の魅力と可能性(7).日本LD 学会第29 回大会理事長講演.
柘植雅義 (2014) 日本LD 学会の魅力と可能性(所信表明).LD 研究, 24(2), 148‒154.
柘植雅義 (2012) 日本LD 学会のこれから.特集: 日本LD 学会設立20 周年記念特集.LD 研究, 21(4), 412‒415.
2014年6月に理事長に就任して依頼、日本LD 学会の魅力と可能性について、毎年、大会の理事長講演でお話ししてきています。
日本LD 学会の会員数は、継続して増加傾向にあり、近年10000 人に達しました。この分野の学術学会では最大規模です。さらに、広く、教育学や心理学関連の学術学会全体からみても、いくつかの学会と並んで最大規模です。それだけに、例えば、50 を越える心理学系の学術学会の連合体である日本心理学諸学会連合においても、日本LD 学会には大きな期待が寄せられています。
1992年の学会設立から28 年目となり、このように急速に大きく成長した背景には、このLD 学会がとても魅力的な学会であり、いろいろな可能性を秘めているからだと思います。そして、毎年、全国各地のどこかで開催される年次大会は、何と居心地の良い大会でしょう。例え知らない人々同志であっても、LD を始め広く発達障害に関わる教育、心理、医療、福祉、労働、司法等という共通項、LD 学会員という共通項により、一体感が生まれ、大会期間中、豊かで有意義な時間が過ぎていくのを感じます。そして、ポスター発表もシンポジウムも講演会も、実に先進的で躍動的で活発な未来志向のディスカッションがなされています。研究で取り上げられる対象は、乳幼児や幼稚園や保育所等の就学前から、学齢期、思春期、青年期、そして、成人、高齢者、…と各年齢層がカバーされるようになりました。
このような日本LD 学会を、さらに魅力的な学会にしていくために何ができるか、そして、また、さらなる飛躍の可能性について、皆さんと一緒に考えていく機会としたいと思います。
構成
1.日本LD 学会の歩み
・本学会の歴史
・本学会の概況
・本学会の年次大会の推移と概況
・25 周年記念として「発達障害事典」(2016)の刊行
2.日本LD 学会の魅力
・日本LD 学会はなぜ成功したのか?
・会員の多様性、事業の多様性、そして多様性を大切にする風土
・自由と挑戦とスピード感
・最先端と最新情報
・学会と協会の連携(車の両輪となって)
・学会と全国LD 親の会との関係(車の両輪となって)
3.日本LD 学会の可能性
・『魅力あふれる学会』『影響力のある学会』を標榜する。
・そのために、「ブランドイメージ」の一層の明確化とさらなる「ブランディング」が必要
・具体的には、(1)「研究力」「実践力」、(2)「発信力」「提言力」、(3)「学際性」、(4)「国際性」
・委員会活動の充実
・事務局の改革
4.日本LD 学会のこれから
・新たな時代の変化や要請の中で
・本学会の役割と期待は今後さらに高まる予感(一層のブランディングを)
・今後の大会と研究集会の予定(来年の大会は、第30 回の記念大会となります。)
・LD 学会を皆で育てていこう
文献
柘植雅義 (2020) 日本LD 学会の魅力と可能性(7).日本LD 学会第29 回大会理事長講演.
柘植雅義 (2014) 日本LD 学会の魅力と可能性(所信表明).LD 研究, 24(2), 148‒154.
柘植雅義 (2012) 日本LD 学会のこれから.特集: 日本LD 学会設立20 周年記念特集.LD 研究, 21(4), 412‒415.
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