一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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[CS05] 大会企画シンポジウム5
通常の学級での学び(多層指導モデルMIM:地域ワイドでのMIM)

2021年12月12日(日) 13:00 〜 14:40 リアルタイム配信会場1 (ZOOM1)

13:00 〜 14:40

[CS05] 通常の学級での学び(多層指導モデルMIM:地域ワイドでのMIM)

企画者:海津 亜希子1
司会者:海津 亜希子1
話題提供者:西内 一裕2、本多 俊介3、渡邉 春菜4
指定討論者:鶴田 恵市5,6
(1. 国立特別支援教育総合研究所、2. 相模原市教育委員会、3. 相模原市大野北小学校、4. 相模原市九沢小学校、5. 長野県稲荷山養護学校、6. 元長野県教育委員会)

本シンポジウム「地域ワイドでの多層指導モデルMIM」を設定した背景に,「効果的な指導実践に関する継続性の担保をいかになし得るか」ということがあった。例えば,一つのクラス,一つの学校においてMIMに基づいた指導による効果が得られたとしても,教員の異動や学校体制の変化により,その効果が継続できなかったという課題をしばしば耳にする。そうした個々の教員や学校,時宜といった条件に左右されず,ニーズのある子どもには確実に支援が届くシステムをいかに構築するか。それには,意欲的に取り組む教員を支える校内での共通理解かつ支援体制作りがまずは重要になってくるであろうし,ひいては課題に主体的に取り組もうとする学校を柔軟に支援する自治体の存在が不可欠になってくると考える。そこで本シンポジウムでは,子どもに直に効果的な指導を届ける担任の立場,それを支える管理職の立場,さらにはいろいろな特性をもつ学校の実践を支援する自治体の立場から話題提供頂くことで,それぞれの立場で重要となる視点を得ることを一つの目的とする。そして指定討論の鶴田氏には,長野県教育委員会が県レベルでMIMを導入するにあたって,県内の自治体にどう理解啓発を促し教育観の共有を図ってきたのか,さらには,各自治体を支援した上での成果と課題についても触れて頂きながら,本シンポジウム全体として地域ワイドで継続性を担保しつつ,効果的に教育実践に取り組むための重要な視点について議論したい。

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