The 31st Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KYOTO)

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[EL] 教育講演

[EL-08] 日本版WISC-Vの誕生

知能アセスメントのさらなる発展

講師:大六 一志

児童生徒用のウェクスラー知能検査WISCは、米国では2014年に第5版WISC-Vが刊行されていたが、今年2022年2月10日にその日本版が刊行された。そこで本講演では、WISC-Vの特徴と今後の活用の方向性についてお話しする。WISC-IIIからWISC-IVへの改訂は、WISC-IIIの枠組みをほぼ継承する小さな改訂であったが、それと比べるとIVからVへの改訂は劇的な変化である。すなわち、指標得点が5つになり、CHC理論の第Ⅱ層に準拠した。また、従来の指標得点の他に、非言語、GAI、CPI、非言語など、5つの補助指標得点が用意された。これらにより、活用の方向性も変化することが予想される。

【略歴】
東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。博士(心理学)。S.E.N.S-SV、公認心理師の資格を有し、特別支援教育士資格認定協会理事、S.E.N.Sの会茨城支部会会長。日本版WPPSI-III、WISC-IV、WAIS-IV、WISC-Vの開発にあたっては刊行委員を務めた。

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