[P4-08] 英語音素を用いたメンタルロ─テ─ション課題時の視線機能計測による英語学習困難の検討
Keywords:音素意識、メンタルローテーション、視線機能計測
近年、メンタルローテーション(MR)課題を用いて英語学習困難を評価する方法があるが、音素意識との関連はまだ明らかにされていない。本研究では、日本人大学生を対象に、英語音素刺激を用いたMR課題を行い、音素意識・英語読み理解力との関連性を測るとともに、転回刺激提示時の視線パターンを分析した。その結果、見本刺激が回転している場合に、転回刺激への平均停留回数が多くなることを示した。また、転回刺激への注視回数の少なさが音韻意識得点の高さ、課題全体での平均停留回数の多さと英語の読み理解力の高さと相関関係が見られた。さらには、転回刺激への平均注視時間の短さが音素意識得点の高さにつながる可能性も示唆する結果となった。
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