[P7] ポスター発表7

[P7-01] 特別支援学校（知的障害）における視覚プロンプトとマトリックス指導を用いた二語文での質問応答指導

〇奥島 早春¹、〇神山 努² (1. 兵庫県立芦屋特別支援学校、2. 横浜国立大学教育学部)

Keywords:二語文での質問応答指導、視覚プロンプトとマトリックス指導、知的障害

知的障害と自閉スペクトラム症を併せ有する子どもが、「どこにいる」と「何をしている」の二種類の疑問文に対して、二語文で適切に応答できるようになることを目的とした。方法としては、回答文字カードを用いてのマトリックス指導から、質問・回答文字カードなしでのマトリックス指導を行った。結果として、質問・回答文字カードを用いたマトリックス指導では、2日目と3日目の指導において100％の正反応率を示し、質問・回答文字カードなしでのマトリックス指導でも４日目に達成基準を満たした。二語文による質問応答課題は、視覚プロンプトの段階的フェイディングとマトリックス指導が有効であったと考えられる。