[P7-04] 発達性読み書き障害児への熟語の音節構造意識化を伴う読み支援に関する事例検討
Keywords:発達性読み書き障害、漢字読み、音節構造
本研究は、発達性読み書き障害(以下DD)児に対して熟語の音節構造意識化を目的とした支援を実施し、支援効果を検討することを目的とした。対象は小学4年DD児1名とした。課題では、熟語を構成する各漢字に対して音節に対応した色付きマグネットを配置するよう求めた。その上で、熟語の読みを介入直後と介入1ヶ月後(保持)に確認した。その結果、全熟語で介入直後に読み改善が認められた。保持課題で介入効果が持続した熟語の割合は、全体の95%であった。介入効果が持続しなかった熟語では、音節構造に対応したマグネットを適切に配置することができなかった。これよりDD児の読みでは熟語の音節構造の意識化が重要である可能性が示唆された。
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