[P7-08] 学童期の特殊モ─ラ(長音)の音韻意識の発達
Keywords:音韻意識、特殊モーラ(長音)、逆唱
モーラには、自立モーラと、特殊モーラがあり、特殊モーラの確立の時期はモーラの種類によって異なることが報告されている。本報告は、長音を含む語の逆唱課題結果を小2と小6で比較することで、長音の認識の発達を検討することを目的とする。小学生対象とした6年間の調査から、小2、小6の長音を含んだ語の逆唱課題結果を比較した。その結果、両学年の反応パタン割合に有意差が認められた。最多反応パタンの分析から、長音を1モーラと認識するだけでなく、先行母音をコピーするという長音の機能の認識が小6でほぼ確立していること、小2では、モーラ認識は成立しているが、長音の機能の認識は、確立途上にあることが見いだされた。
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