[P9-02] 幼少期を外国で過ごした児童を対象とする縦断調査
小学校1年生をどのように過ごしたか
Keywords:観察調査、言語調査、インタビュー調査
幼少期を外国で過ごした小学校1年生男児Mを対象とする観察調査及び言語調査,母親を対象とするインタビュー調査を実施した。男児Mは字を書くことに抵抗があり,国語や算数の授業中に教室を離れることがあったが,3か月後にはその頻度は減少した。教室での支援として,「学習活動」では,全体指示の後に個別指示を伝える,達成感を得たり他児と協働して取り組んだりする機会を取り入れる,日本語理解の程度を把握し日本語の意味や用法を丁寧に伝えることが,「他児との関わり」では,他児と一緒に楽しく過ごす場面を設定する,信頼する相手に自身の思いを伝える機会を確保する,担任もともに居心地のよいクラスをつくることが提案される。
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