[P9-03] セルフアドボカシ─プログラムを通した思春期の発達の姿
LDとASDのある中学生の自己・他者理解と提唱力に焦点をあてて
Keywords:自己権利擁護、発達障害、提唱力
自己の特性理解と必要な支援の提唱は、合理的配慮を求める上でも重要となる。本研究では、思春期の発達障害児へのセルフアドボカシープログラム(SAP)を通して見られた発達の姿を、自己理解と提唱力に焦点をあて考察する。 対象児はASDとLDがある中学2年生A。SAPは語り合いと自己理解活動を中心に行われ、肯定的評価と会話の視覚化を特徴とする。 Aは信頼関係の深まりの中で気持ちの吐露ができるようになったが、障害特性から自己を客観的に内言化することの難しさが見られた。思春期特有のチャムグループ形成については、スタッフがその一助を担っていた。今後、言語の意味や使用法の確認と同世代を交えた活動が求められる。
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