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[R1-10] 大分県木浦鉱山産ソーコナイト及びフライポンタイト
キーワード:ソーコナイト、フライポンタイト、サポナイト、木浦鉱山
ソーコナイト,及びフライポンタイトはそれぞれ,サポナイト,アメス石の亜鉛置換体であると考えられる(e.g. Ross, 1946 ; Fransolet & Bourguignon, 1975)。今回,大分県木浦鉱山からソーコナイト及びフライポンタイトを確認したので,それらの産状,組織,化学組成,X線回折パターンなどの鉱物学的特徴を報告する。SEM観察の結果,ソーコナイトとフライポンタイトを含む粘土は粗粒部(粒径1-3 μm)と細粒部(1 μm以下)からなる縞状組織が発達している。細粒部はソーコナイトの組成を示し,粗粒部ではソーコナイト,サポナイト,鉄サポナイト,アメス石,フライポンタイトの粒子が密に共生している。