一般社団法人日本鉱物科学会2019年年会・総会

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ポスター

R2: 結晶構造・結晶化学・物性・結晶成長・応用鉱物

2019年9月20日(金) 09:30 〜 17:00 A-プレゼンスペース (イースト1号館)

09:30 〜 17:00

[R2P-02] GTS型NaチタノシリケートのCs+およびEr3+交換体の作製と陽イオン分布の検討

*藤原 惠子1、川田 尚美1、中塚 晃彦1 (1. 山口大・院創成)

キーワード:マイクロポーラス結晶、水熱合成、セシウム交換、エルビウム交換、陽イオン分府

GTS型Naチタノシリケート(Na-GTS:Na4[(TiO)4(SiO4)3]・6H2O)のCs+交換体は放射性元素の吸着剤として、Er3+交換体は触媒や蛍光材料などの機能性材料として有望なマイクロポーラス結晶である。水熱合成したNa-GTSを1.0 MのCsCl水溶液中40 °Cで振とう処理することによって、x = 0.78という組成をもつCs+交換体を得た。0.5 MのErCl3水溶液中60 °Cで振とう処理することによって、Er3+交換の最大許容量(x = 1)に近いx = 0.96という組成をもつEr3+交換体を得た。これら試料において、実測のXRDパターンとシミュレーションしたXRDパターンとの比較から、細孔内におけるCs+とEr3+の陽イオン分布を議論する。