一般社団法人日本鉱物科学会2019年年会・総会

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R4: 地球表層・環境・生命

2019年9月21日(土) 09:30 〜 17:00 A-プレゼンスペース (イースト1号館)

09:30 〜 17:00

[R4P-02] 造礁サンゴ骨格の構成要素ごとの微細組織観察

*甕 聡子1、波利井 佐紀2、兒玉 優3、富岡 尚敬1、伊藤 元雄1 (1. JAMSTEC、2. 琉大・熱生研、3. マリン・ワーク・ジャパン)

キーワード:造礁サンゴ、バイオミネラリゼーション

造礁サンゴは熱帯・亜熱帯の浅海に生息する。炭酸塩カルシウムで構成される外骨格は複雑な構造を持つが、どの構造もアラゴナイト結晶の集合体である球状の基本構造(中心部:石灰化中心、周辺部:繊維状組織)の積み重なりで形成されていると考えられている。本研究では、骨格構成要素ごとのナノ-マイクロオーダーで微細組織観察を行い、それぞれの要素が基本構造で形成されうるかを検証した。試料はサンゴ(Acropora sp.)の稚ポリプ骨格を用い、隔壁と底盤を透過型電子顕微鏡(TEM)で観察した。