第27回日本看護管理学会学術集会

講演情報

シンポジウム

[SY2] シンポジウム 2
-日本集中治療学会50周年記念 日本看護管理学会合同企画-「レジリエンスの高いクリティカルケア看護提供体制に向けて」

2023年8月25日(金) 13:10 〜 14:40 第2会場 (7F ホールB7-1)

座長:眞野惠子(藤田医科大学病院), 卯野木健(札幌市立大学看護学部)

[SY2-] 企画趣旨

本セッションは日本看護管理学会と日本集中治療医学会との合同セッションである。
COVID-19パンデミックでは、多数の集中治療を要する重症者が生じた。そのため、すべての適応患者がタイムリーに集中治療を受けることができない事象が生じる結果となった。これは由々しき問題であり、日本の医療提供体制として改善すべき問題であった。
集中治療提供体制をモノ・ヒト・ハコに分類すると、ハコの問題に関しては比較的工夫し易いが、ヒトの問題に関しては問題が山積していたように思われる。よって、ヒトの問題に関しては、各医療機関で看護管理者を中心に、多大なる苦労をされたと考える。日本集中治療医学会においても、モノ・ヒト・ハコに注目し、数々の調査、施策を行ってきた。
本シンポジウムにおいては、医療機関での工夫のほか、日本集中治療医学会との合同セッションとして、集中治療を標準的に行える看護師の資格制度や、その他の施策に関して講演を行い、COVID-19パンデミックを振り返るとともに、今後のパンデミックに向けて、如何に集中治療提供体制に関するレジリエンスを高めるか?に関してプレゼンテーションとともに、討論を行いたいと思う。