The 65th Annual Meeting of Japanese Association for Oral Biology

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Poster

Poster session

Sun. Sep 17, 2023 9:00 AM - 6:00 PM Poster Presentation (131講義室)

[P2-3-32] Investigation of ELISA method for determination of chemokine CXCL14/BRAK concentration in human and mouse serum

〇Kazuhito Izukuri1, Ryu-ichiro Hata2, Keisuke Handa1 (1. Dept Oral Biochem, Kanagawa Dent Univ Grad Sch Dent, 2. Kanagawa Dental Univ)

Keywords:ケモカイン、CXCL14/BRAK、ELISA

【目的】これまでにCXCL14/BRAKの遺伝子発現は正常細胞と比較して、舌癌、頭頚部癌細胞ではその発現が低下していることや、BRAK遺伝子強制発現トランスジェニックマウスは腫瘍進展抑制効果があることなどを発表報告してきた。BRAKが癌を抑制していることが示唆され、血清中のBRAK濃度を測定することが口腔癌の腫瘍マーカーの1つになるのではないかと考え、細胞実験、マウスなどの動物実験でもBRAK濃度が測定できる様にその測定法を検討した。【方法】マウスの血清BRAKの測定にはR&D Systems Human CXCL14/BRAK DuoSet ELISAを使用し、指定されたPROTOCOLより高感度で検出ができる方法に改変し、ワイルドタイプマウスとヒトBRAK発現トランスジェニックマウスの血清BRAK濃度を測定した。【結果】Capture 抗体の濃度は指定された2倍濃度が、Detection 抗体の濃度は指定された2倍濃度が、Substrate 液は指定されたTetramethylbenzidine (TMB)よりもQuantaBlu™ Fluorogenic Peroxidase Substrate (PIERCE)が検出効率は高かった。腫瘍抑制作用を示したトランスジェニックマウスではワイルドタイプマウスに比べ血清BRAK濃度は10倍以上であった。【結論】ELISA Kitの指定されたPROTOCOLを改変する事で高い検出効率が得られた。BRAKタンパク質が腫瘍抑制に関与している可能性が示された。【利益相反】利益相反状態にはありません。