[P3-3-33] Photobiomodulation promotes cell proliferation in cultured human pericytes
Keywords:周皮細胞、LED、LLLT
【目的】近年,Low level laser therapy(LLLT)は創傷治癒や組織再生を促進させることが報告され,注目されている.そこで本研究では創傷治癒に重要な血管形成や血流調節に対するLLLTの効果を検索するため,ヒト胎盤由来周皮細胞を培養し,波長655 nmのLED光を照射して,細胞増殖能に与える効果を検討した.
【方法】本実験ではヒト胎盤由来周皮細胞を実験に用いた.照射条件は波長655 nm,照射出力400 mW(照射野実測値100 mW),照射距離20.9 mm,照射時間は14秒とし,細胞播種の3時間後に光照射を開始した.以後は1.5時間おきに計4回のLED光照射を行い,総ジュール数を5.6 J/cm2とした.実験群はControl群およびLED光照射群 (n=4)とした.細胞増殖能の検索にはCell Counting Kit-8を用い,1回目の光照射直後および細胞播種の3,6,24時間後にELISA法で吸光度を計測し,検討した.
【結果】細胞増殖能は,LED光の照射直後,3時間,6時間,24時間後において対照群よりもLED光照射群で高値を示し、細胞数およびサイズが増加した.
【結論】本実験の条件下において,培養ヒト胎盤由来周皮細胞への赤色LED光照射は.培養ヒト胎盤由来周皮細胞が活性化し、内皮細胞に作用して血管新生や肉芽組織形成を促進する可能性があることが示された.本実験の条件下において,培養ヒト胎盤由来周皮細胞へのLED光の照射は細胞増殖能を促進することが判明した.
【方法】本実験ではヒト胎盤由来周皮細胞を実験に用いた.照射条件は波長655 nm,照射出力400 mW(照射野実測値100 mW),照射距離20.9 mm,照射時間は14秒とし,細胞播種の3時間後に光照射を開始した.以後は1.5時間おきに計4回のLED光照射を行い,総ジュール数を5.6 J/cm2とした.実験群はControl群およびLED光照射群 (n=4)とした.細胞増殖能の検索にはCell Counting Kit-8を用い,1回目の光照射直後および細胞播種の3,6,24時間後にELISA法で吸光度を計測し,検討した.
【結果】細胞増殖能は,LED光の照射直後,3時間,6時間,24時間後において対照群よりもLED光照射群で高値を示し、細胞数およびサイズが増加した.
【結論】本実験の条件下において,培養ヒト胎盤由来周皮細胞への赤色LED光照射は.培養ヒト胎盤由来周皮細胞が活性化し、内皮細胞に作用して血管新生や肉芽組織形成を促進する可能性があることが示された.本実験の条件下において,培養ヒト胎盤由来周皮細胞へのLED光の照射は細胞増殖能を促進することが判明した.