[OP-0602] COVID-19対策下における高等学校の性教育実施の実態
【目的】現在日本の性教育は,小学校から高等学校まで文部科学省が出している学習指導要領を基に行われている.しかしこれらは学校運営が問題なく行えている場合を想定されており,昨今の新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)感染拡大による休校などは想定されていない.先行研究では,高等学校における性教育の担当教員は,教科ごとの教員の次に多いのが養護教諭であり,高等学校において,養護教諭が性教育の担い手として重要な役割を持つと考えられる.しかし2020年1月から日本でもCOVID-19の流行が開始したことにより,養護教諭は校内における感染対策等に重点を置く必要があり,高等学校も感染防止の観点から集合での性教育講演会などを中止せざるを得ない状況になっている.このような状況により,さらに日本の性教育実施状況が進まないことで,望まない妊娠や中絶などが増加すること,何より自身の安全を守る教育が阻害されることが懸念される.そこで,今回COVID-19対策下において,高等学校でどのような性教育の実態となっているのか調査し,今後,感染症や災害等により集合教育や登校が難しい場合においても性教育を継続していける方法を模索することを目的とする.
【方法】対象は,20歳以上の人工妊娠中絶率が全国平均±1SD(2019)に入る都道府県を無作為抽出し,そこに所在する高校とし,無記名自記式調査をインターネットで実施.
【結果・考察】詳細な結果・考察に関しては,当日発表とする.
【方法】対象は,20歳以上の人工妊娠中絶率が全国平均±1SD(2019)に入る都道府県を無作為抽出し,そこに所在する高校とし,無記名自記式調査をインターネットで実施.
【結果・考察】詳細な結果・考察に関しては,当日発表とする.