The 67th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

Presentation information

一般演題

オンデマンドプログラム » 一般演題

学校保健組織活動,関係職員(OP-0901~0905)

物部博文(横浜国立大学)

[OP-0902] 養護教諭が実施する教員及び職員対象の校内研修の実態と課題について

大曽根沙季1, 廣原紀恵2, 石原研治2, 竹下智美2 (1.茨城大学大学院 教育学研究科 養護教育専攻, 2.茨城大学 教育学部 教育保健教室)

【目的】近年,子どもの心身の健康・安全に関する問題は多様化・深刻化している.学校が子どもの心身の健康・安全を守り育てていくためには,多様な健康課題や教育課題について教職員間で共通理解を図り,課題に対し組織的に対応することが求められる.養護教諭が教職員を対象に専門性を活かした校内研修を実施することは,学校保健に関する教職員間の共通理解を促し,組織的に対応するための知識・技能を身につけるための一つの手段であると考えられる.本研究では,養護教諭が教職員を対象に実施する校内研修において,教職員が必要とする内容や研修に参加する際の意識,研修終了後の認識に関すること等の実態を明らかにする.また,学校で実施される校内研修充実のために必要な事項についての考え等も明らかにする.校内研修の実態を把握し,課題について検討することで学校保健等に関する校内研修充実のための基礎的な資料を得ることを目的とする.
【方法】I県内にある5つの教育事務所から抽出した小・中・義務教育学校54校の教職員1230名を対象に,郵送法による無記名自己記入式の質問紙調査を実施した.調査期間は,令和3年5月6日~令和3年8月6日である.調査内容は,校内研修に関する教職員の意識や研修終了後の認識などの実態,学校で実施される校内研修全般の内容への考え等についてである.
【結果】多くの教職員が,AEDの使用方法や心肺蘇生法,エピペンの使用方法などの研修を必要としていた.結果の詳細については,当日発表いたします.